高プロラクチン血症の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
30代 女性
結婚2年目でホルモン注射を5か月ほどやって全然うまくいかず、ホルモン注射の副作用で卵巣が腫れてしまい、オリモノも出なくなってきたという事で、このまま病院で治療することが怖くなり漢方薬を併用していきたいと来店されました。
生理周期は30日で月経期間は5~7日です。
生理痛もあり、排卵痛、イライラも多い様です。
卵管の詰まりや子宮筋腫などはない様です。
オリモノは少なくなり、目が疲れやすく両眼神経委縮症と診断されたようです。
胸の張り、ガスが多く、肩こりも酷いようです。
ホルモン検査の結果はDr.からは教えてもらえないという事でした。
病院で処方されている薬としてはスパクロミン、カバサールのようです。
薬からプロラクチンが高く排卵障害が起こっているように予測できます。
中国医学的に『気血両虚(きけつりょうきょ)』、『肝気鬱血(かんきうっけつ)』、『気滞血瘀(きたいけつお)』の状態と考えます。
その為、女性に必要な血液を補いながら体を温めていく漢方と気(エネルギー)の巡りをよくしてストレスを晴らしながら血流を良くしていく漢方をお渡ししました。
1カ月ほど飲んで頂いて、卵巣の腫れ、体のほてり、体調がかなり改善されて、生理痛や排卵痛も無くなり、黒い塊も無くなってきたと喜んでいただいていました。
また、疲れも感じにくくなってきているようです。
基礎体温を見させていただいた所、高温期も12日以上続くようになっているようです。
また、胸の張りとお腹の張り、ストレスは残っている状態のようです。
かなり早い段階で体調が良くなってきている為、生理周期に合わせて
薬を飲んでいく周期療法を取り入れました。
すると漢方薬を飲み始めて2カ月もたたないうちに妊娠しましたという報告を受けました。
1カ月目ですぐにいい結果に結びついてとてもうれしく思います。
N様は流産が心配という事ですので、妊娠中によい漢方薬をお渡ししました。
ひとりひとり体質が違う為、漢方を飲んですぐに赤ちゃんが授かる方もいらっしゃれば、1~2年ほど続けて赤ちゃんが授かる方もいらっしゃいます。
また、残念ながら諦めてしまわれる方も実際、いらっしゃいます。
私はひとりでも多くの方が、健康で元気な可愛い赤ちゃんが授かって頂けるように提案、アドバイスはさせて頂いておりますが、24時間付きっきりはできません。
赤ちゃんが授かりたいと言う方は、まず自分の体を大切にして下さいね。
自分の事を大切にできない方は、コウノトリが降りて来てくれないと思います。
自分を大切にできたなら、人生のパートナーである旦那様も大切にできます。
気が付いたら、コウノトリが来てくれたという事は良くある事です。
あまり頑張り過ぎる必要はありません。
自分のペースで良いんですよ。
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